【2023夏休み 9/10-11 岡山・倉敷編③】
桃尻ジュースで大満足した後は『大原美術館』へ。
こちらは1930年に倉敷の実業家、大原孫三郎によって設立された日本初の西洋美術中心の私立美術館です
ローマ神殿のような建物が異彩を放ちつつも倉敷の美観地区に不思議と馴染んでいます
日本の洋画・彫刻・工芸品なども含め約3000件もの作品が収蔵・展示されています。
これらの作品を収集したのは洋画家の児島虎次郎でした。
大原孫三郎がスポンサーとなり虎次郎は3度のヨーロッパ留学を果たすとともに多くの作品を買い付けてきたのでした。
とにかくいろんな画家のいろんな作品がたくさんある美術館、くらいの前知識しかなく入りました
そしたら、知ってる人には当たり前の話かもしれませんが、まさかのエル・グレコの『受胎告知』があったんですねー
まさかこちらの所蔵とは知らずに、観た時に一瞬「え!?コレ本物なの?」と思ってしまいました。
日本にあるのが奇跡、といわれているるそうですね。
虎次郎が孫三郎に相談のうえ購入するほど高額だったそうですが、虎次郎の見る目と情熱、孫三郎の財力のおかげで今そこにあると知って感激です
他にも本当にありとあらゆる有名画家の作品の数々。お腹いっぱいになるほどでした。
でもそんな中、一番心打たれた作品は児島虎次郎本人の『里の水車』という作品です。
水車小屋のなかで幼児を抱く婦人と若い娘が描かれています。
あんなにたくさん素晴らしい作品があったのに、最後はこの一点に心奪われてしまいました
帰りにショップで絵葉書を買おうと思ったけど、原画とはどうしても光の感じなどが違ってみえるので心の中に留めておくことにして、また倉敷を訪れた時に観に行こうと思いました。
散々歩き疲れて偶然見つけたジャズ喫茶で糖分補給しました