【音と皿】さすらいのバンドネオンを聴きながらポルトガルディナー

〜4/23(土)さすらいのバンドネオン🏍

4月から始まった早川純さんのソロツアー。

大船メルカドでも開催されると知るや否や予約を入れ、この日を心待ちにしていました。

直近では山口紗弥加さん主演のドラマ『シジュウカラ』にもバーのバンドネオン奏者役でご本人出演のシーンを観たばかりだったので尚更楽しみでした。

約5年前、バンド『ウナドス』(江藤有希さんVn.+早川純さん+中西文彦さんGt.)のライブ@ bar takeyaで初めてバンドネオンを知りました。

左右で合計71個の、音の配列も不規則に並んだボタン、蛇腹を広げる時と縮める時で同じボタンでも出る音が違うという、その難解さに”悪魔が発明した楽器”との異名を持つバンドネオン。

アコーディオンともケンハモともまた違った独特の息づかいや深い味わいが感じられる楽器です。

ライブは古典的なアルゼンチンタンゴからオリジナルまで、曲にまつわるストーリーや想いを織り交ぜながら途中休憩を挟んでのたっぷり2ステージでした。

2年前からバイクに目覚めたという早川さん、今回のツアーもヤマハの愛車SR500で全国を回っているといいます。

バイクのエンジン音やパルスを表現した『鐵馬 ~SR500』というオリジナル曲はバイク愛、バンドネオン愛に溢れた一曲でした。タイトルもカッコいい🐎

アルゼンチンタンゴの9割は悲恋がテーマと言われる中、珍しくhappy endが描かれる『El dia que me quieras (想いの届く日)』、ピアソラが亡き父に捧げた『Adios Nonino』という曲なども個人的に心に残りました。

美味しいポルトガル料理とバンドネオンの音色に酔いしれた一夜でした🌔